2026/07/23 23:20
「夕方になったから大丈夫」
「夜なら涼しいから大丈夫」
その判断、実は危険かもしれません。
2026年の夏は観測史上まれに見る酷暑。
気温が36〜40度に達する日も珍しくなくなった今、
愛犬の暑さ対策を改めて見直してみましょう。

■ なぜ犬は暑さに弱いのか
人間は全身の皮膚から汗をかいて体温を下げることができます。
でも犬は違います。
犬が汗をかけるのは、足の裏(肉球)だけ。
あとは口を開けてハァハァと呼吸する「パンティング」で
体温を下げるしかありません。
全身が毛で覆われているうえに、
体温調節の手段が限られているため、
犬は人間よりもはるかに熱中症になりやすい動物です。
■ アスファルトの温度、知っていますか?
私たちが「暑いな」と感じる気温30℃のとき、
アスファルトの表面温度は約57℃に達します。
気温31℃では62℃を超えることも。
これはフライパンに近い温度です。
しかも犬の肉球は地面からわずか数センチ。
私たちが顔で感じる気温と、
愛犬が足裏で受ける熱はまったく別物なのです。
【気温とアスファルト温度の目安】
・気温25℃ → アスファルト約52℃
・気温30℃ → アスファルト約57℃
・気温31℃ → アスファルト約62℃
直射日光を受けたアスファルトは
60℃以上になることも珍しくありません。
短時間でも、肉球の皮がむけたり
水ぶくれができたりする可能性があります。
■「夕方なら大丈夫」は間違い
日が沈んでも、昼間に蓄えた熱が
アスファルトには残り続けます。
気温が下がったように感じても、
地面はまだ熱い。
散歩に出る前は必ず手の甲や足の裏で
地面を5秒間触ってみてください。
「熱い」と感じたら、愛犬には危険です。
夜間の散歩でも、虫(ノミ・ダニ・蚊)や
暗闇での事故など別のリスクもあります。
夜でも油断は禁物です。
■ 散歩できる時間の目安
2026年の酷暑においては、
昼間(10時〜19時頃)の散歩は
基本的に避けることをおすすめします。
おすすめの時間帯:
・早朝(日の出直後〜7時頃)
→ 地面がまだ冷えており、最もリスクが低い
・深夜(22時以降)
→ 地面がある程度冷めているが、
触って確認してから
それ以外の時間でどうしても外出が必要な場合は、
アスファルトを避けて芝生や土の上を歩かせるか、
ペットカートの利用を検討してください。
芝生や土はアスファルトより約10℃低いとされています。
ですが、基本的には無理に行かないことも大事です。
■ 特に注意が必要な犬
以下の犬は暑さへのリスクがより高くなります。
・短頭種(パグ・フレンチブルドッグ・シーズーなど)
→ 鼻腔が狭く、パンティングによる体温調節が苦手。
熱中症への進行が他の犬種よりも速い。
・シニア犬
→ 体温調節機能が低下しており、
重症化しやすい傾向がある。
・子犬(生後6ヶ月未満)
→ 体温調節機能が未発達のため、
体温が急激に上昇しやすい。
・肥満体型の犬
→ 皮下脂肪が熱を逃がしにくくし、
発熱量も増えるため特に要注意。
・ダブルコートの犬(ゴールデンレトリーバー・ポメラニアンなど)
→ 被毛が厚く、体内に熱がこもりやすい。
■ 熱中症のサインを見逃さないで
愛犬が以下のような様子を見せたら、
熱中症のサインかもしれません。
【初期症状】
・激しいパンティング(ハッハッという呼吸)
・体を触ると熱い
・口の中や舌が赤い
・よだれが多い
・動きたがらない
【危険なサイン】
・ぐったりしている
・嘔吐・下痢
・口の中や舌が青紫色(チアノーゼ)
・意識がもうろうとしている
危険なサインが出たら、
すぐに涼しい場所に移動させ、
水や濡れタオルで体を冷やしながら
至急動物病院へ連れて行ってください。
■ 室内でも油断は禁物
散歩だけでなく、室内の環境管理も重要です。
・エアコンは必須。窓を開けるだけでは不十分。
・室内の推奨温度は25℃・湿度50%以下。
・お留守番中もエアコンをつけたままに。
・扇風機だけでは体温を下げられない
(犬は汗をかかないため気化熱が使えない)。
・ケージの中で留守番させる場合は
風が直撃しない場所に設置を。

■ 散歩グッズで守る、愛犬の夏
どうしても散歩に行く場合は、
以下のグッズが役立ちます。
🧊 接触冷感ウェア
体に触れるだけでひんやりする素材の服。
当店ではMANDARINE BROTHERSの
インセクトシールドシリーズが虫除け×接触冷感で人気です。
🌡️ UVスヌード
首元を覆って紫外線と暑さを同時にカット。
首の太い血管を冷やすことで
体温上昇を抑える効果が期待できます。
💧 携帯水筒・水飲み器
散歩中はこまめな水分補給を。
水は「水のみ」でOK。
人用のスポーツドリンクは成分が異なるため
犬には与えないこと。
🧤 肉球ケアグッズ
散歩後は肉球を確認し、
保湿クリームでケアを。
犬用の靴やソックスで保護するのも効果的です。
■ まとめ
直近でも35〜40度を超える今年の夏、
愛犬にとって外は過酷な環境です。
「いつも通り」の散歩ルーティンが、
熱中症や肉球やけどにつながるリスクがあります。
・昼間(10時〜19時)の散歩は避ける
・夕方でも必ず地面を手で触って確認する
・室内のエアコンは留守中もつけたまま
・こまめな水分補給を忘れずに
愛犬は暑くても「つらい」と言葉では伝えられません。
飼い主さんが先回りして、
愛犬の夏を守ってあげてください🐾
当店では接触冷感ウェアやUVスヌードなど、
夏の暑さ対策グッズを取り揃えています。
プロフィールのリンクからご覧ください。
※ 本記事の情報は一般的な暑さ対策を目的としたものです。
愛犬の体調に異変を感じた場合は、必ず獣医師にご相談ください。
