2026/08/01 19:21
2026年7月28日午後4時27分。
熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生しました。
最大震度7。
テレビに映し出される映像を見ながら、
ペットを飼っている私たちは
こんなことを考えたのではないでしょうか。
「もし自分だったら、この子を連れて逃げられただろうか」
今回は、被災地で今まさに起きていることと、
私たちが「今日から」できることを
一緒に考えてみたいと思います。

■ 今、熊本で何が起きているのか
被災地では、ペットを連れて避難している方々が
多くの困難に直面しています。
・ペットが迷子になってしまった
・避難所でペットの飼育のことで困っている
・ペットフードや物資が手に入らない
・ペットを飼い続けることが難しくなってしまった
行方不明の犬猫も出ており、
余震が続く中、懸命の捜索が続いています。
すでにピースワンコ・ジャパン・ピースニャンコが
29日から現地にスタッフを派遣し、
支援物資の配付や被害状況の調査を
行っています。
■ 今すぐできる支援
直接現地に行くことができなくても、
今すぐできる支援があります。
🐾 クラウドファンディングで支援する
ピースウィンズ・ジャパンがREADYFORにて
緊急ペット支援のためのクラウドファンディングを実施中です。
(https://readyfor.jp/projects/help-kumamoto2026-for-animals)
🐾 情報を拡散する
行方不明のペット情報や支援情報をSNSで拡散することも
立派な支援です。
🐾 ペット相談窓口を広める
熊本県動物愛護センター「アニマルフレンズ熊本」
TEL:0964-27-8115
Mail:[email protected]
月〜金 9時〜16時(土日祝除く)
■ 「同行避難」と「同伴避難」の違い、知っていますか?
ここで、多くの人が混同している
大切な言葉の違いをお伝えします。
【同行避難】
ペットと一緒に避難場所まで移動すること。
ただし、避難所内でペットと一緒にいられるとは限りません。
【同伴避難】
避難所内でもペットと一緒に生活できること。
現在の日本では、同伴避難を受け入れている
避難所はまだ非常に少ないのが現状です。
つまり、ペットと一緒に逃げてきたのに、
避難所の入口で「ペットは外に」と言われてしまうことが
実際に起きています。
「ペットのために避難所に入れなかった」
「車の中でペットと過ごしている」
そんな声が、被災地から届いています。
■ なぜペットと避難できない避難所が多いのか
日本では、災害時のペット受け入れについて
自治体や避難所によって対応が大きく異なります。
・アレルギーを持つ方への配慮
・鳴き声や衛生面への懸念
・スペースの問題
・他の避難者との軋轢
理由はわかります。
でも、「ペットを置いてこなければ避難所に入れない」
という現実が、多くの飼い主を
危険な自宅に留まらせてしまっているのも事実です。
2016年の熊本地震でも、
同じ問題が繰り返されました。
10年経っても、変わっていないんです。
■ 海外では、どうなっているのか
アメリカでは2006年に「PETS法」が制定されました。
ハリケーン・カトリーナで多くの人が
ペットを置いて逃げることを拒否し、
命を落とした教訓から生まれた法律です。
この法律により、連邦政府の災害対応計画に
ペットや使役動物の避難計画を
組み込むことが義務付けられました。
日本でも環境省が「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」を
策定していますが、各自治体の対応は
まだまだバラバラなのが現状です。
■ 私たちにできること:「今日から」始める防災
被災地を思いながら、
今日から始められることがあります。
✅ 迷子札・マイクロチップを装着する
地震で逃げ出したペットの多くが
身元不明で保護されます。
マイクロチップの装着は犬では義務化されています。
猫にもつけておくことを強くおすすめします。
✅ ペット用の防災袋を用意する
最低3日分、できれば1週間分を目安に:
・フード・水
・常備薬
・ケージやキャリー
・トイレ用品
・ワクチン接種証明書・狂犬病注射済票のコピー
・かかりつけ医の連絡先
・愛犬・愛猫の写真(迷子になったときのため)
✅ 近所のペット可避難所を事前に調べる
お住まいの自治体のホームページで
「ペット同伴避難所」を検索してみてください。
✅ キャリーやケージに慣れさせておく
いざというとき、キャリーを怖がって
入れないケースが多くあります。
日常的に慣れさせておくことが大切です。
✅ 「もし離ればなれになったら」を想定する
迷子になったときのために:
・首輪に迷子札をつける
・マイクロチップを登録する
・普段から愛犬・愛猫の写真を複数枚保存しておく

■ まとめ
「この子を置いていけない」
その気持ちは、ペットを飼っている人なら
誰もが持っている感情です。
だからこそ、
「いざというときに一緒に逃げられる準備」を
今日から始めてほしいんです。
熊本の被災地の方々と、
そこにいるすべての犬猫たちのことを思いながら、
この記事を書きました。
一日も早い復旧・復興を、心よりお祈りしています。
そして、離れた場所にいる私たちにできることを、
できる範囲でやっていきましょう🐾
【支援情報】
ピースワンコ・ジャパン 熊本地震緊急ペット支援
https://readyfor.jp/projects/help-kumamoto2026-for-animals
熊本県動物愛護センター「アニマルフレンズ熊本」
TEL:0964-27-8115
月〜金 9時〜16時(土日祝除く)
うちトコ動物避難所マップ(ペット同伴避難所情報)
https://uchitoko.jp/evacuation/post-18120/
